世の中の多くの人達は、感情に振り回されて生きてしまっている事について、全く気づいていないという事をご存知でしょうか。
もちろん、「自分は感情的な人間だ」など、その程度なら分かっている人は多いとは思うのですが、その感情に振り回されて生きてしまっている事についてはあまり考えた事が無いと思うのです。
感情とは、代表的なもので、喜・怒・哀・楽・愛・憎という6種類に分けられて表現されているのですが、この感情と言うのがとても不思議なもので、これを感じる事が出来なくなると、生きる意欲すらなくなってしまう、人間にとってとてもとても重要なアイテムなのです。
まあ、どんな事が起きても嬉しくも悲しくも無く、どんな事をしていても楽しくも辛くもなれないって考えると、感情って無くなると大変だなって事は想像できますよね。
でも、このとても大切な感情なのですが、自分でコントロールする事が出来なくなってしまい、その感情に振り回されて生きてしまうと、残念な事にとても損をする事に繋がっていってしまうのです。
例えていうと、
「誰かが不機嫌だから、自分も不機嫌になる。」
これって、他人の負の感情が無意識のうちに伝染してしまっている状態ですよね。
「周りの雑音がうるさいから今日は機嫌が悪い。」
これは、周りの環境に自分の感情が無意識に左右されてしまっていますよね。
このような状態を日常にしてしまっていると、いつも周りの環境や誰かの感情に左右されて生きていく事になってしまうのです。
では、この状態と逆の状態で生きている人はどうなのでしょうか?
これは簡単なことですよね、周りの人が不機嫌でも、今日は不機嫌だなと感じるだけで、自分には影響を受けずにいられる人という事なのです。
もちろん、誰かが喜んでいるときなんかは、自由に影響されちゃってもいいのですが、そのコントローラーを自分でもつことが大切なのです。
するとどうなるのかというと、周りの環境によって感情的になる事が少なくなってくる為に、常に今の状態を冷静に観察できるようになれるのです。
この観察がうまく出来るようになると、今度は自分のルールを壊す出来事が周りで起きてしまった時に、自分が感情的になってしまっている事にも気づけるようになります。
感情的になってしまったときには、人は冷静な判断は出来ません。人間関係についてもとても重要な事になるのですが、特にビジネスを自分で行うとなると、冷静な判断が出来なくなるというのは、とても大きな損失を生む原因に繋がるのです。
いきなり、自分の感情をコントロールというと、無感情になろうなんて勘違いしてしまう人もいるので、まずは、自分の感情の起伏を常に意識するようにしてみてください。
すると、無意識に周りの感情に流されるという状態は少なくなりますし、自分の感情の選択権を持つことで、あなたが望まない状態であれば変更していく事も出来るようになりますからね。
あれ?今そんな事が簡単に出来たら苦労しないよって感情的になっていませんか? 笑
完璧に出来るようになるなんて無理な事なので、徐々に意識していく事を心がけてみてくださいね。